「ゴジラVSモスラ」(1992)
テーマは自然保護
平成シリーズ4作目です。
この作品のテーマは「自然破壊」への警鐘です。
「ゴジラ対ヘドラ」と同じテーマですが、こちらはストレートです。
耳にタコができるくらいのストレートです。
映像豊かなファンタジー
モスラといえば、人類の味方。それと小人の二人一組の女性(コスモス)。
そういった要素により、SFというよりもファンタジーのような作品です。
国会議事堂にモスラが繭を作るシーンが、ライトアップと鱗粉で幻想的な効果を生んでいます。
また、ゴジラが富士山から出現するシーンも、印象的です。
しかし、この作品の最大の見所は、ラストのゴジラ、モスラ、バトラ3体によるバトルでしょう。
戦闘時間が長めで、舞台のみなとみらい21をうまく利用した見ごたえのある戦いを繰り広げてくれます。
また、3色の光線と成虫となったモスラ・バトラの色彩が、横浜の夜景に映えます。
モスラ、と言うとどうしても子供向けのイメージが先行してしまいますが、誰が見ても楽しめる作品だと思います。
怪獣
ゴジラ・
モスラ・
バトラ
スタッフ
製作/田中友幸 監督/大河原孝夫 脚本/大森一樹 音楽監督/伊福部昭 特技監督/川北紘一
キャスト
別所哲也 小林聡美 村田雄浩 小高恵美 米澤史織 小林昭二 黒部進 萩原賢三 辰馬伸
渡辺哲 今村恵子 大沢さやか 田中好子 大竹まこと 大和田伸也 上田耕一 篠田三郎 宝田明
主な舞台
インファント島・名古屋・赤坂・国会議事堂・横浜