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オルガ



宇宙怪獣である点、ゴジラの細胞を体内に持つ点を考えると、スペースゴジラに近い存在と言えます。

「ゴジラ2000-ミレニアム-」のみの登場で、しかもラスト目前まで姿を現しません。
ちなみに、「ミレニアン」もそうですが、作品中に「オルガ」と呼ばれるシーンは無く、設定のみの名前となります。


「ゴジラ2000 -ミレニアム-」(1999)

<特徴>
(ミレニアン)
6000万年前、地球に飛来した宇宙人。
宇宙をさまようため、肉体を捨て、液体またはガスのような存在として生きる。

宇宙船は光を動力とし、ゴジラを吹き飛ばすほどの波動砲を備える。
地球に着陸した際、光の無い深海へ沈んでしまったため、動けなくなっていた。

深海艇ライトにより行動を開始。
人間の生態、文明に興味を持ち、永劫の支配―ミレニアム(千年王国)―を企てる。

非常に高度な科学技術を持ち、生物細胞の分析、
端末を介さない電子機器へのハッキングが可能。

(オルガ)
宇宙人「ミレニアン」の成れの果て。
地球最強であるゴジラの細胞「オルガナイザーG1」を
取り込むことで、失った肉体を取り戻そうとしたミレニアン。
しかし、オルガナイザーG1を制御できず、暴走。
怪獣へと姿を変える。

エイリアンを思わせる造詣。
巨大な腕と、巨体からは考えられない高い跳躍力を持つ。
左肩にエネルギー砲を打ち出す砲口がある。
ゴジラを丸のみにするほど巨大な口を持つ。

鳴き声は高く、姿に似合わず可愛らしい。

<ストーリー>
(ミレニアン)
茨城県鹿島灘沖日本海溝で発見される。
深海調査艇のライトに反応し、浮上。
岩に包まれていたため、隕石と勘違いされ、調査の対象に。

太陽の光を動力に浮遊。
東海村の原発を狙って上陸したゴジラと遭遇。

ゴジラの細胞を調査した後、一戦交える展開に。
波動砲でゴジラを吹き飛ばし、優勢となるが、最後は相打ち。

茨城県鹿嶋市北浦の川で夜となり、機能停止。
岩がはがれ、金属のような宇宙船の姿を一部現す。

四街道市・幕張上空を飛来した後、新宿のシティタワー上空で停止。
タワー内のスーパーコンピュータに進入し、人類の情報を入手。
自衛隊による爆破攻撃を受けるが無傷。

逆に力を示すため、侵略・支配を宣言するメッセージを人類に向け端末へ流す。
その後、シティタワーを振動波のような攻撃で完全破壊する。

地球の大気を自分の環境に適したものへ変化させ始める。

東京湾より上陸したゴジラと対面。
東京都庁を破壊し、ゴジラを下敷きに。
その間に触手を伸ばし、ゴジラから細胞「オルガナイザーG1」を吸収。
失っていた肉体を取り戻し、実体化に成功する。

(オルガ)
ミレニアンは実体化に成功したものの、オルガナイザーG1を制御できずに暴走。
怪獣「オルガ」へ変貌する。
左肩のエネルギー弾と、UFOの援護を武器に、ゴジラと対戦。
体を安定させるため、ゴジラを吸収し、自らがゴジラになろうとする。
しかし、ゴジラにUFOを破壊されたことで形勢不利に。
最後はゴジラを丸ごと飲み込もうとしたが、内側から熱線で粉砕される。




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